教本として使っている「大人のためのピアノレッスン」(上巻)ですが、こちらは一旦終了することにしました。
値段は少々しましたが、知識0の状態から初めて、弾けたら嬉しい曲の練習が出来るようになっていますのでいい教本なのではと思います。
もっとも他の教本を試していないので比較は出来ませんが、少くとも私の目的を果たすには十分であったといえます。
これから暫くは、先日購入した「大人のピアノ教則本 大人からはじめるハノンピアノ教本 無理のない指のトレーニング教本」
を使って指のトレーニングをしつつ、弾けたら嬉しい曲の練習に入ろうかと思います。
1番から練習開始
ハノンは子供の頃からピアノを習う人なら誰もが使う指の教本らしいですが、50代の私が本格的にハノンの教本を一から始めるのは、残りの人生を考えると効率が悪そうだったので、「大人の」という言葉に惹かれて簡略版にしました。
本来は1~60番まであるのですが、それが20番までとなっています。
取り敢えず1番と2番をやってみたのですが、なかなか難しいですね。
今まで使ってきた指のトレーニング曲よりも遥かに難しいです。
基本的に右手と左手は同じ動きをするのですが、両手ですると速度が片手の時の30%程度になってしまいます。
2番はもっと酷いですね。
折り返し地点で指を見ると、右と左で2つもズレてるなんてことが起こります(笑)
さて、この教本ですが、どう使うのが効率的かは中には書かれていないません。
ピアノをやっている人には当たり前のことなのかも知れませんが、「大人から再開する」ではなく「大人から始める」人には結構重要なんですけどね。
1番を十分に練習してから2番に移るのか、全体をざっと流して繰り返す方がいいのか悩ましいところです。
本来のハノンの目的は、
- 指を独立させて動きやすくする
- 指の力をつける
- 均一の力で弾けるようにする
- 右手と左手を独立させる
- 鍵盤間隔を身につける
ということらしいのですが、私の目的は動作の少ない左手を意識的に動かすことなので、あまり深くは考えず取り敢えず20番まで1日1番ずつ、ゆっくりと進めてみることにしました。
出来るだけ鍵盤を見ずに、指を離さず、一定の音量でを意識していけば自然を身につくのでしょう。
でもこれ、前の指の練習曲と違って指が離れまくりますね(^^;
一番からかなり苦労しそうです。
あと・・・、やりだすとキリがないので、曲の練習前の20分だけと決めて、キッチンタイマーを使っています(笑)
タイマーはほんとに便利ですよ。
時計を目の前に置いているだけだといつの間にか時間が過ぎていることがありますが、タイマーなら確実に手が止まりますから、絶対に時間をオーバーすることがありません。
余談ですが、
ネットでいろいろと読み漁っていると、ハノンは必要だという人と、初心者には害が多いと言う人と両方いるんですね。
どちらが正しいのか私にはわかりません。
両方共正しいような気もします。
人によって成長する速さも方向性も違うので「正解はない」というのが正しそうですが、そうなると自分にあった優れた指導者もなかなかめぐり逢えないのではとも思います。
独学の弊害は十分理解していますが、先生を探すのも賭けですね(笑)
まぁここらへんは行き詰まって教室に通う時に再度考えることにしましょう。
キーボードから電子ピアノに変わってみて
一番違いを感じたのは当たり前ですが、音の違いですね。
言葉では表現しにくいですが、音が綺麗です。
戦場のメリークリスマスの出だしの所をキーボードで一回弾いた時は音の汚さに愕然としましたが、電子ピアノの音なら練習しても良いかもしれません(笑)
好みもあるかもですが、そのくらい違います。
あと、電子ピアノは音が綺麗で強弱も付けれるため、如何に今まで単に鍵盤を押していただけなのかが良くわかりますね。
音の強弱がつけれないキーボードはピアノの練習には向いていないということなのでしょう。
でも導入初期の役割はきっちりと果たしてくれたので感謝しつつケースに入れて天袋に戻させて頂きました。
もう使うことは無いと思いますが、妻の思い出の品なので売らずにとっておきます(笑)
まとめ
とりあえず暫くの練習の方向性は決まったので、あとは練習曲を何にするかですね。
一曲はゴッドファザーと決めているのですが、もう1~2曲同時に進めていく曲が悩ましいところです。
弾きたい曲が多すぎて困っちゃいますね(笑)
中級者には物足りないでしょうが、私と同じ年代でピアノを始めたばかりの人にはかなりオススメできると思います。
これにカノンとアヴェ・マリアがあれば最高だったのですが、クラッシック系は別途買い足すとしましょう!